2015年1月17日土曜日

暴力による言論抑制は許されない。しかし言論が暴力性を持つ場合、誰がそれを阻止するのか

マスコミは攻撃を受けると常に「報道の自由が侵される」という。
確かに暴力はよくない。しかし、その暴力性を背負って報道なされた場合、それでも「報道の自由」を尊重しなければならないのか。


>言論の自由に連帯する「私はシャルリー」

フランス・パリで7日、「シャルリー・エブド」新聞社がテロリストから襲撃を受け、編集長ら12人が殺害された。
これを受けた言論の自由を求めるデモには160万人が参加、報道の自由とともに言論の自由、表現の自由が世界に問われることになった。

僕もテロにより言論が封殺されることには反対だ。
表現の自由は屈服しない、させない。
そういう意味では、僕も「私はシャルリー」の一員といえる。

だが、テロの発露となった風刺画に賛同するかというと、どうもあいまいだ。
ニュースを検索してもシャルリーの風刺画に対する記事が発見できず、当事者感情が見えてこない。テロへの批判では一致していても、風刺画に対する感想は多様だということだろうか。

唯一、確認できたのは以下の記事だ。

仏紙銃撃テロ 殺されても自己責任…フランス人にとって風刺画とは? | 日刊SPA!

この記事によれば、フランスにおける言論の自由は、ナポレオン三世の第二帝政を打倒した第三共和政にさかのぼる伝統で、当時は対極に決闘という抑止力があったのだという。
それはつまり、言論の自由と同時に言論によって落命するリスクを負うという責任を内包してきた歴史だ。


>フライデー襲撃事件にみる言論の自由vs個人のプライバシー

ひるがえって日本はどうか。

襲撃者がテロリストではなくタレント、攻撃されたのが信仰ではなく個人のプライバシーという違いはあるが、日本には30年近く前、やはりマスコミが襲撃された事件がある。
ビートたけしによるフライデー襲撃事件だ。
フライデー襲撃事件の全貌【ビートたけし】 - NAVER まとめ


家族の写真を撮影されたり、交際関係にあった女性が執拗に取材を受けたり、ビートたけしと雑誌「フライデー」とは緊張関係にあった。
釈明会見でたけし本人は、「言論の自由で週刊誌が周囲をうろついていたが、僕もプライベートを守る自由がある」というように、自由と自由が衝突した場合、どちらを尊重するのかという問題が提起された。

あれから28年、日本のマスコミはどうか。
確かにタレントに対する執拗な報道はないような気がする。ワイドショーは一切興味がないので分からないが。
他方、事件被害者ないし加害者家族への陰険な取材といった一般人を狙い撃ちした報道は、以前より増している気がする。
いたずらにプライバシーが侵害された結果、その非を負うのは法定ないしメディアの一行謝罪で、決闘に見合う責任を負っているとは思えない。

>茶の間の好奇心が言論に暴力性を付与し、言論の自由を暴走させる

どうも日本における言論の自由は、基本的の野放しで報道側の自主規制によってのみ抑制されるに過ぎないようだ。


悲しいかな、世間も変なところで知りたがりだ。
加害者家族の身辺を知ったところで何の益があるか分からないが、実名記事が載った雑誌が売り切れる事例を見ると、それを喜ぶ人たちは一定程度いるということだ。

加害者の幼少期を過ごした家族が、事件にどれほど関与しているというのか。
また関与しているとして、現在の住所・氏名を知ることに価値があるのか。家族が加害者だったに過ぎない一般人が、公共の益も見出せない情報公開にさらされ、生活が脅かされる。
言論が暴力に変貌する瞬間だ。

これを防御するのに、僕らは法整備を期待しなければいけないのか。
テロによる言論攻撃は問題外として、言論そのものが暴力性を持たないよう監視できるのは、僕ら一人ひとりの関心だ。
マスコミもビジネス。読者や視聴者が関心を持たなければ取材しない。そこに追い込むことは、僕らには不可能なのだろうか。


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以上は言論の自由は言論が暴力性を帯びることで喪失するという話。
以下は、僕が会員になっている緑の党グリーンズジャパンのプロモーション。

3.11以降の脱原発というムーブメントにおいて、ドイツ緑の党が注目を浴びた時期がありました。
しかし菅直人が
菅直人氏「原発ゼロ」に向け「日本版緑の党」設立提案 - 夕刊アメーバニュース
などと言っちゃうほど緑の党グリーンズジャパンが国内のプレゼンスに欠けているのが現実。

僕は共同代表でもなければ運営スタッフでもございません。単に年間1万円の会費を納めた会員です。
それでも僕を窓口に緑の党グリーンズジャパンを知ってもらえたら嬉しいので、その際はツイッターを軸にやり取りしましょう。

僕は
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にいるので、ツイッターをやっている方はリプライ投げてください。
豊かな情報交換と積極的な議論を期待しています。

ただし僕は会員に過ぎません。緑の党全体に責任を持って回答する立場にないので、さようなリプライはご遠慮ください。
僕は緑の党のカスタマーセンターじゃないの。ごめんね。